神宮野球場は2026年に竣工100年!建て替え理由と2038年再開発の全貌
東京・神宮外苑にある明治神宮野球場(神宮球場)が、2026年10月22日に竣功から100年を迎えた。東京ヤクルトスワローズの本拠地として知られるこの球場は、プロ野球だけでなく、東京六大学野球や東都大学野球など、幅広い競技の舞台となってきた。明治神宮野球場の公式情報によると、収容人数は29,943人。年間約500を超える試合やイベントが開催される、東京を代表するスポーツ施設の一つだ。
一方、神宮球場は現在、神宮外苑再開発計画の一環として建て替えが予定されている。老朽化やバリアフリーへの対応が必要とされる一方、歴史ある景観や樹木の保全、スポーツ施設のあり方を巡って議論も続く。再開発全体の完成予定は2038年。100年の歴史を持つ球場は、これからどのように姿を変えるのか。2026年の最新状況、建て替えの理由、計画の経緯、観戦に役立つアクセスやグルメ情報まで整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 100年の節目:1926年10月22日に竣功し、2026年10月22日に竣功100年を迎えた。
- 現在の球場:収容人数は29,943人。ヤクルトの本拠地であり、大学野球などを含め年間約500超の試合・イベントを開催する。
- 建て替えの理由:老朽化に加え、バリアフリーや歩行者・車両の動線など、現施設の構造上の課題がある。
- 再開発の現在地:2026年2月に新秩父宮ラグビー場の建設が始まり、神宮球場を含む段階的な整備が進められている。
- 今後の見通し:神宮外苑再開発全体の完成予定は2038年。緑地や景観の保全、地域への影響も引き続き注目点となる。
【2026年最新】神宮野球場は現在も営業中!竣功100年の節目を迎える
神宮球場の正式名称は「明治神宮野球場」。所在地は東京都新宿区霞ケ丘町3-1で、明治神宮外苑のスポーツ施設群を構成する中核施設だ。1926年の開場以来、プロ野球と学生野球の双方を支えてきた。
2026年1月5日、球場公式サイトは同年に竣功100年を迎えることを発表した。記念ロゴには、球場外周のアーケードをモチーフとして採用。長年親しまれてきた球場の姿と100年の歴史を表現している。
そして2026年10月22日、神宮球場は竣功からちょうど100年を迎えた。現在も球場は使用されており、東京ヤクルトスワローズの公式戦に加え、大学野球や各種イベントの会場として運営されている。
公式サイトでは2026年の月間スケジュールが公開され、10月にはプロ野球や東京六大学野球、東都大学野球の試合が掲載されている。11月には東京六大学野球の早慶戦も予定されており、秋の神宮は大学野球の重要なシーズンを迎える。
ただし、100周年を迎えたからといって、現球場が今後も同じ姿で存続することが決まったわけではない。神宮外苑再開発計画では、競技をできる限り継続しながら施設を順番に建て替える方針が示されている。現在の球場がいつまで使用されるか、具体的な工事日程がどうなるかは、今後の事業計画や公式発表を確認する必要がある。

【明治神宮野球場の歴史】1926年の竣功から100年、何が変わったのか
神宮球場の建設が決まった背景には、大正時代の野球人気の高まりがあった。1924年には甲子園球場が竣功し、東京でも早慶戦の復活や東京六大学野球連盟の結成に向けた動きが進んでいた。野球を開催できる本格的な施設を求める声が高まり、明治神宮外苑に野球場を整備することになった。
明治神宮野球場公式サイトの球場史によると、敷地造成工事は1925年12月に始まり、1926年1月に起工式を実施。同年10月22日に竣功奉献式が行われ、10月23日に野球場開き、翌24日には東京六大学野球の試合が開催された。
創建当時の収容人数は、スタンド観覧席9,000人と芝生観覧席22,000人を合わせた約31,000人。現在の29,943人とは数字が異なるが、座席の構成や施設の改修を経てきたためであり、単純に現在の収容人数と比較することはできない。
神宮球場はその後、戦争による被害や戦後の接収を経験した。1945年には空襲による大火災が発生し、終戦後には明治神宮外苑が進駐軍に接収された。1952年に接収が解除され、球場は明治神宮に返還されている。
主な出来事を時系列で整理すると、次のとおりだ。
| 年月 | 出来事 | 意味・現在との関係 |
|---|---|---|
| 1926年10月22日 | 神宮球場が竣功 | 100年の歴史の起点となった。 |
| 1926年10月24日 | 東京六大学野球で初使用 | 学生野球の主要な舞台として歩み始めた。 |
| 1927年 | 初の本塁打やラジオ実況放送など | 野球の記録とメディアの歴史を刻んだ。 |
| 1945年 | 空襲により球場が大火災 | 戦争による大きな被害を受けた。 |
| 1952年3月 | 接収解除、明治神宮に返還 | 戦後の球場運営が新たな段階に入った。 |
| 2023年3月 | 明治神宮第二球場の解体工事に着手 | 神宮外苑再開発の施設整備が始まった。 |
| 2025年9月26日 | 再開発事業計画の変更が認可 | 施設計画や事業スケジュールなどが見直された。 |
| 2025年12月25日 | 権利変換計画が認可 | 再開発に必要な手続きが進展した。 |
| 2026年2月3日 | 新秩父宮ラグビー場の建設に着手 | 段階的な施設更新が本格化した。 |
| 2038年(予定) | 神宮外苑再開発全体の完成 | 球場を含む地区全体の整備が目指されている。 |
この歴史から見えてくるのは、神宮球場が単なるプロ野球の興行施設ではないということだ。学生野球、プロ野球、戦後の復興、都市のスポーツ文化が重なり合ってきた場所であり、建て替えの議論も施設の性能だけでは完結しない。100年にわたって蓄積された記憶を、どのような形で次世代に引き継ぐのかが問われている。
【収容人数29,943人】ヤクルトの本拠地としての現在と観戦ガイド
神宮球場の現在の収容人数は29,943人。球場公式の施設案内では、車いす席は17席とされている。収容人数は施設の規模を示す数字だが、実際の入場可能人数や販売席数は、イベントの種類や座席配置などによって異なる場合がある。
プロ野球では、東京ヤクルトスワローズの本拠地として知られる。大学野球では東京六大学野球や東都大学野球などが開催され、アマチュア野球を含む多様な競技の舞台になっている。球場公式サイトによると、年間約500を超える試合やイベントが開催されており、プロ野球の試合がない日も施設が活用されている。
年間500超という数字が示すのは、神宮球場が特定のチームだけのために存在する施設ではないという点だ。プロ野球の日程だけを見ていると見落としがちだが、大学野球やその他の催しも、球場の利用を支える重要な柱となっている。
神宮球場の試合日程・スケジュールの確認方法
試合日程を確認するときは、明治神宮野球場の公式サイトにある「月間スケジュール一覧」を利用するのが基本だ。プロ野球、東京六大学野球、東都大学野球など、開催予定を月ごとに確認できる。
野球の試合は雨天中止や日程変更が発生することがある。チケットを購入する前だけでなく、観戦当日にも開催情報を確認したい。特に、同じ日に複数の大会が組まれる場合は、開場時刻や試合開始時刻、入場方法を個別に確認することが大切だ。
神宮球場のグルメ情報
球場観戦の楽しみの一つが、スタジアム内の飲食売店や売り子による販売だ。神宮球場ではフードやドリンクのほか、球場ならではの商品も販売されている。公式サイトにはグルメ・グッズ情報が用意されており、100周年の記念グッズも案内されている。
ただし、販売する商品や売店の営業時間は、試合やイベントによって異なる場合がある。過去の販売価格をそのまま現在の料金として扱うのではなく、来場前に最新情報を確認したい。支払い方法についても、球場の公式案内では現金に加え、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などが案内されているが、一部の店舗では取り扱いが異なる。
神宮球場へのアクセス・最寄り駅
神宮球場は複数の駅から徒歩でアクセスできる。最寄り駅として特に利用しやすいのは、東京メトロ銀座線の外苑前駅だ。
- 東京メトロ銀座線「外苑前」駅:3番出口から徒歩約5分
- JR総武線「信濃町」駅:徒歩約12分
- 都営大江戸線「国立競技場」駅:A2出口から徒歩約12分
- JR総武線「千駄ケ谷」駅:徒歩約15分
上記は球場公式のアクセス案内に掲載されている徒歩時間の目安だ。試合終了後は駅周辺や歩道が混雑しやすいため、時間に余裕を持って移動したい。帰りの混雑を避けたい場合は、往路とは別の駅を利用する方法も検討できる。
【神宮球場はなぜ建て替え?】老朽化だけではない3つの理由
神宮球場の建て替え計画を理解するには、「100年近く使ってきたから古い」という説明だけでは足りない。再開発事業者が公表している資料や東京都の説明では、施設の老朽化に加えて、観戦環境、バリアフリー、歩行者の安全性などが課題として挙げられている。
1.老朽化した施設を次の100年に向けて更新する
1926年に竣功した球場は、長い歴史の中で改修を重ねてきた。一方、競技施設には、グラウンドや客席だけでなく、選手や運営スタッフが使う諸室、観客が移動する通路、設備の更新など、さまざまな機能が求められる。
再開発事業者は、現球場の建物自体に起因する課題を解決するためには、部分的な改修だけでは限界があると説明している。耐震工事などを実施してきたとしても、それだけで現在求められる機能をすべて満たせるわけではないという考え方だ。
2.バリアフリーと歩行者・車両の動線を改善する
神宮球場の建て替え理由として、特に重要なのがバリアフリーへの対応だ。再開発事業者の説明では、現球場は敷地内のスペースに制約があり、エレベーターやエスカレーターの設置など、移動環境を根本的に改善することが難しいとされている。
また、球場の外側も敷地が限られ、歩行者と車両の動線を十分に分離できていないことが課題として挙げられている。多くの観客が訪れる施設では、試合を安全に楽しめるだけでなく、入退場時に人が集中する場所の改善も欠かせない。
3.現地改修では解決しにくい構造上の制約がある
「現在の球場を改修すればよいのではないか」という疑問もある。再開発事業者は、明治神宮第二球場の跡地を利用した改修も検討したものの、競技を継続しながら工事を行う場合、現球場に不足する一部機能の追加にとどまり、建物自体の課題を解決できないと説明している。
同じ場所で建て替える方法では、工事期間中にプロ・アマチュアの試合を長期間開催できなくなる可能性がある。そのため、球場とラグビー場の位置を入れ替えながら施設を順次整備する方式が採用された。施設の更新とスポーツ興行の継続を両立させようとする計画だ。
ただし、建て替えの必要性が説明されていることと、再開発のすべての設計や環境面の影響が無条件に妥当であることは別の問題だ。球場の機能改善に加え、緑地や景観、周辺住民への影響をどのように抑えるかも、計画を評価するうえで欠かせない視点となる。
【神宮外苑再開発の経緯】4者が進める計画と新球場への道筋
神宮球場の建て替えは、球場だけを単独で更新する事業ではない。神宮外苑地区全体のスポーツ施設や広場、商業・業務施設などを再整備する計画の一環だ。事業者の公式サイトによると、プロジェクトの主体は三井不動産、明治神宮、独立行政法人日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事の4者である。
計画区域は約28.4ヘクタール。野球場やラグビー場のほか、ホテル、事務所、サービスアパートメント、室内球技場、店舗、文化交流施設、広場などが整備対象に含まれる。国や東京都からの補助金・助成金を導入する予定はないと、事業者は公表している。
2023年の着工から2026年の新ラグビー場建設へ
神宮外苑再開発は、2023年2月に東京都から施行認可の公告があり、同年3月に明治神宮第二球場の解体工事に着手した。その後、2025年9月26日に事業計画の変更が認可され、同年12月25日には権利変換計画が認可された。
さらに、2026年2月3日には新秩父宮ラグビー場の建設工事が始まった。三井不動産の発表によれば、これは神宮外苑地区の再開発における先行施設であり、スポーツ施設を順番に更新する計画の最初の段階に当たる。
神宮球場の建て替えはどのように進むのか
再開発の基本方針は、現施設を使いながら、球場とラグビー場の場所を入れ替えるように段階的に建て替えることだ。第二球場の跡地に新しいラグビー場を整備し、その後、既存の秩父宮ラグビー場の跡地などを活用して新球場を整備する流れが示されている。現在の神宮球場を取り壊すのは、後続の施設整備が進んだ段階となる計画だ。
ただし、各施設の詳細な工事日程や完成時期は、事業計画の変更や行政手続き、工事の進捗によって変わる可能性がある。2038年という数字は神宮球場単体の完成日ではなく、神宮外苑再開発全体の完成予定として理解する必要がある。
【2038年までの見通し】緑地・景観を巡る議論と再開発の課題
神宮外苑再開発を巡っては、老朽化した施設を更新する必要性だけでなく、歴史ある景観や緑地をどのように守るかが大きな論点になっている。特に、神宮外苑の象徴として親しまれてきた4列のいちょう並木や、周辺の樹木への影響を懸念する声がある。
再開発事業者は、4列のいちょう並木を保全し、樹木本数を整備前の約1,904本から約2,304本へ増やす計画を示している。また、自由に利用できるオープンスペースの割合を、現在の約21%から約44%へ拡充する方針も公表している。これらは事業者が示す計画上の数値であり、整備後の実際の環境や利用しやすさは、今後の工事と維持管理によって評価されることになる。
一方、再開発に反対する市民団体などは、樹木の伐採や移植、景観への影響、計画の透明性などを問題視している。計画の変更や行政手続きを巡る議論も続いており、単に新しいスポーツ施設ができるという説明だけでは、地域の懸念に十分答えたことにはならない。
評価する際には、事業者が公表する緑地や樹木の計画だけでなく、既存樹木の保存状況、移植後の生育、歩行者の安全性、広場の実際の開放性、工事による周辺への影響を継続的に確認することが重要だ。計画上の本数が増えることと、長い年月をかけて育った樹木の環境的・景観的な価値がそのまま置き換えられることは、同じ意味ではない。
再開発の事業主体は、施設の更新を通じてスポーツ環境を改善し、外苑の緑を将来にわたって維持することを目指している。一方で、地域の人々や利用者が求めているのは、スポーツ施設の機能だけでなく、長年親しんできた景観や緑地が将来も守られることだ。双方の目的をどの程度両立できるかが、2038年に向けた再開発の大きな評価軸となる。
神宮球場の建て替えを考える際は、少なくとも次の3点を分けて判断したい。第一に、老朽化やバリアフリーの課題を改善する必要性。第二に、工事期間中もスポーツ開催を継続するための段階的な整備の合理性。第三に、緑地・景観・地域への影響をどこまで抑え、計画を透明性のある形で進められるかという点だ。この3つを区別することで、再開発の必要性と計画内容への評価を混同せずに考えられる。
【神宮野球場】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:神宮球場の収容人数は何人ですか? A1:明治神宮野球場の公式案内によると、収容人数は29,943人です。車いす席は17席とされています。イベントごとの実際の販売席数は、座席配置などによって異なる場合があります。
Q2:神宮球場は2026年に取り壊されるのですか? A2:2026年に竣功100年を迎えましたが、100周年を迎えたことと、直ちに球場を取り壊すことは別です。再開発は施設を順次整備する計画で、2026年2月には新秩父宮ラグビー場の建設が始まっています。現球場の具体的な使用終了日や工事日程については、最新の公式発表を確認してください。
Q3:神宮外苑再開発はいつ完成しますか? A3:神宮外苑再開発全体の完成予定は2038年です。神宮球場単体の完成予定日と混同しないことが大切です。各施設は段階的に整備され、今後の事業計画や工事の進捗によって日程が変更される可能性があります。
まとめ:神宮球場の100年を次の時代へつなぐために
明治神宮野球場は、1926年10月22日の竣功から100年を迎えた。現在の収容人数は29,943人で、東京ヤクルトスワローズの本拠地としてだけでなく、東京六大学野球や東都大学野球など、年間約500を超える試合・イベントを支えている。
建て替えの背景には、老朽化、バリアフリー、歩行者と車両の動線など、現施設の構造上の課題がある。再開発は、スポーツ開催の継続性に配慮しながら段階的に進められ、全体完成は2038年を予定している。
一方、神宮外苑再開発は、施設の機能更新だけで評価できる計画ではない。いちょう並木をはじめとする緑地や歴史的景観の保全、広場の開放性、地域への影響も重要な判断材料となる。
神宮球場の100年は、野球の歴史であると同時に、東京のスポーツ文化と都市空間の歴史でもある。次の100年に向けて必要なのは、古い施設を新しくすることだけではない。競技の継続、観戦環境の改善、緑と景観の保全という複数の課題を、具体的な整備と継続的な検証によって両立させることだ。2038年までの計画の進捗を見守るうえでも、その点が最も重要な判断基準となる。 (出典: 神宮 野球 場(Yahoo!ニュース))