世界で最も影響力のある100人とは?TIME100 2026とフォーブスを徹底比較
世界で最も影響力のある100人とは、政治、経済、テクノロジー、芸術、スポーツなどの分野で、世界の動向や人々の価値観に大きな影響を与えている人物を選ぶリストです。なかでも米国のニュース誌『TIME』が発表する「TIME100」は、各国の政治指導者から世界的なアーティスト、科学者、社会活動家までを取り上げる年次企画として知られています。
2026年版は4月15日に発表され、日本の高市早苗首相、ニューヨーク市長のゾーラン・マムダニ氏、フィギュアスケート選手のアリサ・リウ氏らが選出されました。2025年版では俳優の真田広之氏、ミュージシャンのYOSHIKI氏、画家の奈良美智氏が名を連ねています。一方、フォーブスも「世界で最も影響力のある女性100人」などのリストを公表しており、両誌では評価の視点や順位の付け方が異なります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年の最新動向:TIME100は4月15日に発表され、高市早苗氏、ゾーラン・マムダニ氏、アリサ・リウ氏らが選出された。
- 選考基準の違い:TIME100は社会や時代への影響を幅広く捉える編集企画。フォーブスの女性100人リストは、資金力、メディアへの影響力、社会的インパクトなどを評価する。
- 日本人の選出実績:2025年版では真田広之氏、YOSHIKI氏、奈良美智氏の3人が選ばれ、2026年版では高市首相が注目を集めた。
【2026年最新】世界で最も影響力のある100人「TIME100」とは?
TIME100は、米国のニュース誌『TIME』が発表する、世界で最も影響力のある人物100人の年次リストです。現在の年次企画は2004年に始まり、政治家や経営者だけでなく、芸術家、スポーツ選手、研究者、活動家など、幅広い分野から人物を選出しています。
大きな特徴は、単純な知名度や資産額だけでは評価が決まらないことです。社会の議論を動かした人物、新しい技術や文化を生み出した人物、国際情勢に大きな影響を及ぼした人物など、その年を象徴する動きを生み出した人々が取り上げられます。
TIMEの公式説明では、世界各地の編集者や記者による調査、取材、検討がリストづくりを支えています。過去の選考説明でも、評価の中心は「影響力」であり、影響が必ずしも肯定的なものに限られるわけではないとされています。
つまり、TIME100への選出は、必ずしも人物の行動や政策を全面的に称賛する賞ではありません。その人物が世界の出来事や社会の方向性をどれほど動かしているか、という視点が重要です。
2026年版の発表日は4月15日。TIMEの公式特集ページには100人のプロフィールと、各人物の功績や影響力を紹介する寄稿文が掲載されました。年次リストは、単に有名人を並べるものではなく、その年の政治・経済・文化を読み解くための編集企画として位置づけられています。

【2026年版の注目人物】高市早苗・ゾーラン・マムダニ・アリサ・リウの選出理由
2026年版では、政治的な転換点を象徴する人物と、スポーツや文化の世界で新たな存在感を示した人物が同じリストに並びました。注目すべきなのは、異なる分野の人物が、それぞれ別の形で社会に影響を与えている点です。
高市早苗氏:日本初の女性首相という歴史的な転換点
高市早苗首相は、2026年版TIME100に選出されました。TIMEの人物紹介では、東京都知事の小池百合子氏が高市氏について寄稿し、日本初の女性首相の誕生が持つ歴史的な意味を取り上げています。
評価の背景にあるのは、女性が国家の最高指導者に就任したという政治史上の節目です。日本の政治における女性のリーダーシップというテーマは、国内だけでなく、国際社会からも注目される論点です。
ただし、TIME100への選出は、特定の政策に対する全面的な支持を意味するものではありません。首相としての政治的影響力や、女性の政治参加をめぐる象徴的な意味を切り分けて考える必要があります。
なお、フォーブスの「世界で最も影響力のある女性100人」2025年版でも、高市氏は初登場で3位に入りました。TIME100とは別の企画ですが、政治的な立場と国際的な影響力という観点から、複数の媒体で取り上げられた点は注目に値します。
ゾーラン・マムダニ氏:草の根政治から全米の注目へ
ゾーラン・マムダニ氏は、ニューヨーク市長として2026年版に選出されました。TIMEの紹介記事では、市長選における動画発信や、家賃負担の軽減、無料バス、保育支援などを掲げた政策、草の根の支持を集めた選挙戦が取り上げられています。
同氏の注目点は、従来の政治的な知名度や組織力だけではなく、生活に直結する政策を明確に示し、幅広い有権者にメッセージを届けたことです。住宅費や子育て費用といった日常的な問題を政治の中心に据えたことで、ニューヨーク市の枠を超えて米国の政治論争にも影響を与える存在となりました。
一方、家賃政策や財政運営については、投資や市の財政に与える影響を懸念する見方もあります。TIME100への選出は、政策の成果がすべて確定したことを示すものではなく、同氏の政治的な存在感と、今後の政策実行が持つ重要性を示しています。
アリサ・リウ氏:競技の成果を超えて広がる影響力
フィギュアスケート選手のアリサ・リウ氏も、2026年版TIME100に選ばれました。TIMEの紹介記事では、2026年の冬季オリンピックでの金メダル獲得や、演技を通じて人々を魅了する存在感が評価されています。
スポーツ選手の影響力は、メダルや記録だけでは測れません。競技での実績に加えて、競技外での振る舞い、ファッションや音楽を含む自己表現、若い世代への影響なども、世界的な注目につながります。
アリサ・リウ氏の選出は、TIME100が政治や経済の権力者だけでなく、スポーツを通じて文化や価値観に働きかける人物も評価対象にしていることを示す事例です。
3人の共通点は、単に知名度が高いことではありません。高市氏は政治史上の転換点、マムダニ氏は草の根政治と生活政策、リウ氏は競技での成果と文化的な発信力というように、それぞれ異なる経路で大きな影響を生み出しています。
【2025年の日本人選出】真田広之・YOSHIKI・奈良美智が評価された背景
2025年版TIME100は、米国時間の4月16日付で公式ページが公開され、日本の報道では4月17日に大きく取り上げられました。日本から選出されたのは、俳優の真田広之氏、ミュージシャンのYOSHIKI氏、画家の奈良美智氏の3人です。
真田広之氏:「SHOGUN 将軍」で示した国際的な存在感
真田広之氏は、ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」で主演とプロデューサーを務め、日本の歴史や文化を世界の視聴者に届けた実績で注目されました。
TIMEの人物紹介を執筆したのは、同作に関わったリサ・ジョイ氏とジョナサン・ノーラン氏です。紹介文では、真田氏の演技力や撮影現場での存在感に加え、「SHOGUN 将軍」で作品全体を際立たせた点が高く評価されています。
この選出から読み取れるのは、俳優個人の知名度だけでなく、国際的な映像制作の現場で文化的な存在感を発揮することも、影響力につながるということです。日本の題材を海外の制作体制で世界へ届ける動きにおいて、真田氏の役割は象徴的でした。
YOSHIKI氏:音楽を軸に国境やジャンルを越える活動
YOSHIKI氏は、2025年版TIME100の「Icons(アイコン)」部門に選出されました。TIMEの公式紹介文は、ニコール・シャージンガー氏が執筆し、音楽家としての表現力に加え、クラシック音楽の公演、映画監督としての活動、慈善活動など、多方面での取り組みを紹介しています。
YOSHIKI氏は作曲家、ドラマー、ピアニストとして活動し、X JAPANのリーダーとしても知られています。日本の音楽シーンにとどまらず、クラシック音楽やファッション、映像、社会貢献へと活動領域を広げてきました。
2025年の選出は、日本人ミュージシャンとして初めてTIME100に名を連ねた事例としても報じられました。音楽そのものに加えて、文化の異なる市場やジャンルをつなぐ活動が、国際的な評価につながったと考えられます。
奈良美智氏:現代美術を通じて社会に問いを投げかける
画家の奈良美智氏も、2025年版に選出されました。TIMEの紹介では、作品が持つユーモアや明快さを通じて、人々が向き合うべきメッセージを伝える力が評価されています。
美術家の影響力は、政治家のように政策を決定したり、経営者のように資金を動かしたりするものとは異なります。作品が国境を越えて展示され、鑑賞者の感情や社会への見方に働きかけることも、文化的な影響力の一つです。
2025年版の日本人3人を並べると、真田氏は映像作品、YOSHIKI氏は音楽と国際的な活動、奈良氏は現代美術という異なる領域から選ばれています。日本人の選出実績を見る際は、政治家や大企業の経営者だけでなく、文化を世界に届ける人々にも目を向ける必要があります。

【TIME100の選考基準】誰が、どのような仕組みで100人を決めるのか
TIME100には、売上高や資産額、SNSのフォロワー数などを一律に採点して順位を決める、公開された数値ランキングの仕組みはありません。TIMEの編集者や記者が調査や議論を重ね、その年の世界を動かした人物を選ぶ編集企画です。
TIMEが過去に公開した選考説明によると、編集チームは数か月にわたって候補者を検討し、世界各地の記者や専門家の知見も取り入れています。重要なのは、ある分野で有名かどうかだけではなく、その人物が社会や時代の動きにどのような影響を与えたかという視点です。
具体的な評価の考え方は、次のように整理できます。
- 政治・社会への影響:政策、選挙、国際関係、社会運動などを動かしたか。
- 技術・科学への貢献:新しい技術や研究によって、社会の仕組みや将来の可能性を変えたか。
- 文化・芸術への影響:作品や表現を通じて、世界の人々の価値観や行動に働きかけたか。
- その年の重要性:過去の知名度だけでなく、直近の出来事や社会の変化において重要な役割を果たしたか。
これらはTIMEの編集方針を理解するための整理であり、公式の配点表や機械的な採点基準ではありません。選考の全過程や候補者ごとの点数が公開されているわけでもありません。
また、TIME100は必ずしも「世界で最も優れた100人」を選ぶリストではありません。社会にとって望ましい影響を与えた人物もいれば、論争を呼ぶ行動や政策によって世界を動かした人物もいます。影響力の大きさと、その影響が善悪どちらに向かうかは、別々に評価すべき問題です。
【TIME100とフォーブスの違い】女性100人・世界の権力者リストを比較
「世界で最も影響力のある100人」を調べると、TIME100とフォーブスのリストが混同されることがあります。しかし、両誌は同じ人物を扱う場合でも、企画の目的や評価の軸が異なります。
特に比較対象として重要なのが、フォーブスの「世界で最も影響力のある女性100人」と、かつて発表されていた「世界で最も影響力のある人物」です。後者は、2009年に始まり、2018年版まで発表された歴代企画であり、現在も毎年更新されるリストではありません。
| 比較項目 | TIME100 | フォーブスの関連リスト |
|---|---|---|
| 主な企画 | 世界で最も影響力のある100人 | 世界で最も影響力のある女性100人、歴代の世界で最も影響力のある人物など |
| 評価の中心 | 社会、政治、文化、技術などに与える幅広い影響 | 資金力、メディアへの影響、社会的インパクト、影響力の及ぶ領域など |
| 順位の扱い | 100人を選出するリストで、通常は1位から100位までの総合順位を付けない | 女性100人リストは順位付き。歴代の世界の権力者リストも順位付きで公表されていた |
| 対象分野 | 政治、ビジネス、科学、芸術、スポーツ、社会活動など | 女性100人リストは政治、経済、金融、技術、メディア、慈善活動など。旧世界の権力者リストは政治・経済を中心に幅広く対象 |
| 2025年の注目点 | 真田広之氏、YOSHIKI氏、奈良美智氏が選出 | 女性100人リストで高市早苗氏が3位にランクイン |
| 現在の位置づけ | 年次リストとして継続 | 女性100人リストは継続。旧世界の権力者リストは2018年版まで |
フォーブス「世界で最も影響力のある女性100人」の特徴
フォーブスは2004年から「世界で最も影響力のある女性100人」を毎年発表しています。2025年版は12月10日に公表され、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長が1位、欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガルド総裁が2位、高市早苗首相が3位となりました。
フォーブスの公式発表によると、2025年版は「資金力」「メディア」「インパクト」「影響力の及ぶ領域」という4つの柱を評価し、ビジネス、テクノロジー、金融、メディア・エンターテインメント、政治・政策、慈善活動の6分野を対象としています。
同年版では、25か国の女性が選ばれ、対象者が率いる組織などの売上高は合計4.9兆ドル超、雇用者数は930万人超と発表されました。こうした数値は、組織や資本を動かす実務的な権力を評価するフォーブスの特徴をよく表しています。
なお、2025年版のフォーブスで高市氏が3位だったことと、2026年版TIME100に選ばれたことは、別々の企画における評価です。両者を同一のランキングとして扱うことはできません。
フォーブス「世界で最も影響力のある人物」は現在も続いている?
フォーブスが2009年に始めた「The World's Most Powerful People」は、世界の政治指導者や経営者などを順位付けした企画です。2018年版では、中国の習近平国家主席が1位、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が2位、米国のドナルド・トランプ大統領が3位となりました。
この企画では、影響を及ぼす人数、管理する資金や資源、複数分野にまたがる影響力、実際に世界を変えるために権力を行使しているか、といった要素が評価されていました。しかし、2018年版を最後に同じ年次ランキングは公表されていません。
そのため、2026年の最新情報を探す場合は、現在も更新されているTIME100やフォーブスの女性100人リストと、過去の「世界で最も影響力のある人物」ランキングを区別することが大切です。

【TIME100歴代ランキングの見方】繰り返し選ばれる人物と誤解しやすいポイント
TIME100の歴代リストを調べる際、最初に理解しておきたいのは、通常の意味での順位表ではないという点です。100人の掲載順から「1位が最も影響力のある人物、100位が最も影響力の小さい人物」と判断することはできません。
その一方、複数年にわたって選ばれた人物を追うと、国際社会の権力構造や、その時々の主要なテーマが見えてきます。2026年版を紹介した日本語報道では、習近平国家主席は通算14回、トランプ大統領は8回、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は5回の選出と紹介されています。
こうした数字は、TIMEがどの人物を長期的に重要な存在として取り上げてきたかを知る手掛かりになります。ただし、選出回数が多いことは、政策の成功や人格への評価、世界への貢献度が高いことを直接意味しません。
また、TIME100は1999年の「20世紀で最も影響力のある人物」を扱った特集と関連する歴史を持ち、2004年から現在の年次企画として展開されてきました。現在は「TIME100 Next」や、企業を対象にした「TIME100 Most Influential Companies」などの関連企画もあります。人物のTIME100と企業版は、名前が似ていても対象が異なります。
検索時に間違えやすいポイントは、次の3つです。
- TIME100は総合順位ではない:選出された100人の掲載順を、厳密な1位から100位までのランキングとして解釈しない。
- 選出は全面的な称賛ではない:影響力の大きさを認めることと、その人物の政策や行動を支持することは別である。
- 同じ「100人」でも企画が異なる:TIME100、フォーブスの女性100人、フォーブスの歴代権力者リストを一つのランキングにまとめない。
歴代の選出者を比較するなら、選出された年だけでなく、その時期に何が起きていたか、どの分野で影響力を発揮していたか、紹介文で何が評価されたかを合わせて読むと、リストの意味がより明確になります。
【世界で最も影響力のある100人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:TIME100 2026年版はいつ発表されましたか?
A1:2026年4月15日に発表されました。高市早苗氏、ゾーラン・マムダニ氏、アリサ・リウ氏らが選出されています。
Q2:高市早苗首相がTIME100に選ばれた理由は何ですか?
A2:TIMEの人物紹介では、小池百合子東京都知事が高市氏について寄稿し、日本初の女性首相の誕生という歴史的な転換点を取り上げました。政治的な影響力と、女性のリーダーシップをめぐる象徴的な意味が注目されています。
Q3:2025年にTIME100へ選出された日本人は誰ですか?
A3:俳優の真田広之氏、ミュージシャンのYOSHIKI氏、画家の奈良美智氏の3人です。真田氏は「SHOGUN 将軍」での活躍、YOSHIKI氏は音楽や文化を越えた活動、奈良氏は現代美術を通じた発信力で注目されました。
Q4:TIME100には1位から100位までの順位がありますか?
A4:通常の総合ランキングではありません。TIMEは幅広い分野から100人を選出しますが、掲載順を厳密な実力順位として扱うことはできません。
Q5:TIME100とフォーブスの「世界で最も影響力のある女性100人」は何が違いますか?
A5:TIME100は、政治、文化、科学、スポーツなどを横断し、その年の社会や世界に影響を与えた人物を選ぶ編集企画です。フォーブスの女性100人リストは、資金力、メディアへの影響、社会的インパクト、影響力の及ぶ領域などを評価し、順位を付けます。
Q6:フォーブスの「世界で最も影響力のある人物」ランキングは2026年もありますか?
A6:同名の歴代企画は2009年に始まり、2018年版まで公表されました。2026年に最新の順位表が更新されているわけではないため、現在の情報を調べる際は、TIME100やフォーブスの女性100人リストなど、継続中の企画と区別してください。
まとめ:世界の影響力を見極めるために知っておきたいこと
世界で最も影響力のある100人を知るうえで、まず押さえたいのは、TIME100とフォーブスのリストは同じ基準で作られていないという点です。TIME100は、その年の世界を動かす人物を幅広い分野から選ぶ企画であり、フォーブスの女性100人リストは、資金力や組織、メディア、社会への影響などを順位付きで評価します。
2026年版の高市早苗氏、ゾーラン・マムダニ氏、アリサ・リウ氏と、2025年版の真田広之氏、YOSHIKI氏、奈良美智氏を比べると、影響力には政治的な決定権だけでなく、文化の発信力や競技の成果、社会の価値観を変える力も含まれることが分かります。
一方、選出されたことだけを根拠に、人物の政策や活動を全面的に肯定するのは適切ではありません。選考の仕組み、選出理由、対象となる分野、ランキングの有無を確認し、リストが何を評価しているのかを読み解くことが大切です。
2026年以降のTIME100を追う際も、単に誰が選ばれたかだけでなく、なぜその人物が選ばれたのか、前年から世界の関心がどう変化したのかを比較することで、国際政治、経済、テクノロジー、文化の動きをより立体的に理解できます。 (出典: 世界 で 最も 影響 力 の ある 100 人(Yahoo!ニュース))