東京オリンピック開会式2021はいつどこで?演出・動画・世論と延期の経緯を徹底解説
東京オリンピックの開会式は、2021年7月23日(金)午後8時から、東京都新宿区の国立競技場で開催されました。本来は2020年に予定されていた大会が、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって1年延期され、無観客を基本とする異例の環境で幕を開けたのです。式典では、選手入場、ピクトグラムのパフォーマンス、ドローンによる光の演出、大坂なおみ選手による聖火点火などが注目を集めました。
2026年現在、東京2020開会式を振り返る際には、当日の開催日時や所要時間だけでなく、演出が評価された理由、世論が分かれた背景、1964年大会との違い、そして公式動画を現在も視聴できるかどうかも気になるところです。ここでは、国際オリンピック委員会(IOC)やOlympics.comの公式映像、日本オリンピック委員会(JOC)の大会史、当時の報道や世論調査をもとに、開会式の全体像を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 開催日時・会場:2021年7月23日20時から、東京・国立競技場で開催された。
- 延期・規模縮小の理由:新型コロナウイルスの感染拡大により大会が1年延期され、感染対策として一般観客を入れない異例の式典となった。
- 主な見どころ:ドローンによる地球の演出、ピクトグラムのパフォーマンス、ゲーム音楽、最終聖火ランナーの大坂なおみ選手が話題になった。
- 動画の視聴方法:Olympics.comの東京2020リプレイや、Olympic Gamesの公式YouTubeチャンネルで全編映像・ハイライトを探せる。
- 評価と歴史的意義:演出への賛否は分かれた一方、1964年大会とは異なる、パンデミック下のオリンピックという歴史的な記録を残した。
【開催日時・会場】東京オリンピック開会式は2021年7月23日20時から
東京2020開会式は、2021年7月23日(金)の午後8時に始まりました。会場は、東京都新宿区にある国立競技場です。大会の正式名称には「東京2020」が使われましたが、開会式が実施されたのは2021年でした。
2021年7月23日は、日本の祝日「スポーツの日」に当たります。当初の大会日程から1年ずれたものの、開催都市や大会名称は変更されず、東京2020として世界中の選手が集うことになりました。
2021年7月23日(金)午後8時開始
日本時間。スポーツの日に実施。
国立競技場(オリンピックスタジアム)
東京都新宿区。東京2020の主要な式典会場。
約3時間半と紹介されることが多い
公式全編動画では、配信版によって約4時間の収録尺が表示される。
開会式の時間については、当日の式典そのものと、後日公開された映像の再生時間を区別する必要があります。大会の概要では約3時間半と紹介される一方、Olympics.comの「開会式 – セレモニー | 東京2020リプレイ」は4時間02分22秒、Olympic GamesのYouTube公式チャンネルにある全編映像は約4時間7分と表示されています。
こうした違いがあるため、「開会式は何時間だったのか」を調べる際は、式典の所要時間と動画プレーヤーに表示される収録時間を同じものとして扱わないことがポイントです。

【延期の経緯】なぜ2021年開催になり、開会式は縮小されたのか
東京オリンピックは、当初2020年7月24日から8月9日まで開催される予定でした。しかし、新型コロナウイルスの感染が世界各地に広がり、選手の安全確保や各国の渡航、競技準備を従来どおり進めることが難しくなりました。
2020年3月24日、当時の安倍晋三首相とIOCのトーマス・バッハ会長が延期について合意し、大会は1年延期されました。名称は東京2020のまま維持され、開催期間は2021年7月23日から8月8日までに設定されました。
延期だけでなく、開会式の実施条件も大きく変わりました。海外からの観客を受け入れない方針が先に決まり、開催直前には東京都などの競技会場で無観客開催が決定。2021年7月12日には東京都に4回目の緊急事態宣言が発令され、開会式当日も感染防止が大会運営の大前提となっていました。
当時のBBCやロイターなどの報道でも、観客のいないスタジアムや参加者の制限が、東京大会を象徴する光景として伝えられました。開会式は世界に向けた祝祭であると同時に、感染リスクを抑えながら国際的なスポーツ大会を実施できるかを試す場でもあったのです。
大会延期から開会式までの主な経緯を整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事 | 開会式への影響 |
|---|---|---|
| 2020年7月24日予定 | 当初の東京オリンピック開幕予定日 | 従来の日程での開催が想定されていた。 |
| 2020年3月24日 | IOCと日本側が大会延期に合意 | 大会は1年延期され、名称は東京2020のまま維持された。 |
| 2021年3月 | 海外観客を受け入れない方針が決定 | 国際的な観客の移動を制限する運営体制になった。 |
| 2021年7月8日 | 東京都などの会場で無観客開催が決定 | 開会式も一般観客を入れない形で準備が進められた。 |
| 2021年7月12日 | 東京都に緊急事態宣言が発令 | 感染対策を優先する運営環境のもとで開催された。 |
| 2021年7月23日 | 国立競技場で開会式を実施 | 選手入場や聖火点火などを経て東京2020が正式に開幕した。 |
規模縮小の理由は、単に演出費用を抑えるためではありません。感染拡大の防止、参加者の健康管理、会場内の密集回避、国際的な人の移動の制限といった複数の条件が重なった結果です。一般観客を入れず、関係者の参加も制限することで、通常の大会とは異なる運営方式が採用されました。
一方、式典の制作体制も直前まで揺れました。音楽担当だった小山田圭吾氏の辞任や、ショーディレクターの小林賢太郎氏の解任などが相次ぎ、演出内容だけでなく制作・組織運営に対する批判も表面化しました。コロナ禍による制約に加え、準備段階の問題も開会式の評価を左右する要因となりました。
【演出・ハイライト】東京五輪開会式で注目された5つの場面
東京2020開会式は、従来のオリンピック開会式に見られる大規模な群舞や華やかな祝祭空間とは異なり、競技、文化、テクノロジー、パンデミック下での連帯を組み合わせた構成でした。印象に残った場面は人によって異なりますが、公式ハイライトや当時の報道では、次の演出が大きく取り上げられました。
多数のドローンが光を連動させ、上空に地球を表現しました。スタジアムの観客席を埋める歓声がない状況でも、テレビ画面を通じて視覚的なスケールを伝えた場面です。
競技種目を示す図記号を、パフォーマーが身体の動きで次々に再現しました。競技の種類を直感的に伝えるデザインと、テンポのよい動きが組み合わさり、国内外で話題になりました。
選手団の入場では、日本発のゲーム作品の楽曲が使用されました。世界的に知られるゲーム文化を大会の舞台に持ち込み、日本のポップカルチャーを象徴する演出となりました。
1964年大会とのつながりを感じさせる木製の五輪マークが登場し、日本の伝統的な素材や手仕事を印象づけました。過去の大会を受け継ぐという歴史的な意味も持つ演出でした。
テニスの大坂なおみ選手が最終聖火ランナーを務め、聖火台に火をともしました。開会式を締めくくる象徴的な瞬間となり、公式ハイライトでも中心的な場面として紹介されています。
このほか、式典では新型コロナウイルスによって亡くなった人々を悼む黙とうも行われました。世界中から選手が集まる喜びだけを前面に出すのではなく、感染症による犠牲や困難を背景に持つ大会であることも示されたのです。
演出全体を振り返るうえで重要なのは、各場面の見栄えと、式典全体の一貫性を分けて考えることです。ドローンやピクトグラムのように単独で印象に残る場面がある一方、演目同士のつながりや大会全体を貫くメッセージについては、視聴者によって受け止め方が異なりました。

【全編動画・リプレイ】2026年現在も東京オリンピック開会式は見られる?
東京オリンピック開会式をもう一度見たい場合は、まずIOCの公式映像サービスであるOlympics.comと、Olympic Gamesの公式YouTubeチャンネルを確認する方法があります。公式ハイライトは主要な場面を短時間で振り返るのに適しており、全編リプレイでは選手入場から聖火点火まで、式典の流れをまとめて追えます。
ドローン、ピクトグラム、選手入場、聖火点火など、開会式の代表的な場面を中心に見たい人向けです。
公式ハイライト映像
式典全体を見直したい人向けの映像です。公式ページに掲載された版では、再生時間が4時間02分22秒と表示されています。
全編リプレイ
「The Tokyo 2020 Opening Ceremony - in FULL LENGTH!」という全編映像が公開されています。YouTube版は約4時間7分の収録尺で、式典の流れをまとめて振り返れます。
公式チャンネルの全編映像
これらの動画は、2026年時点でも公式サイトや公式チャンネルで公開ページを探せます。ただし、配信権や地域による制限、公開状況の変更などによって、すべての環境で常に視聴できるとは限りません。
検索するときは、「東京2020開会式 ハイライト Olympics.com」「東京2020リプレイ 開会式」「The Tokyo 2020 Opening Ceremony in FULL LENGTH Olympic Games」といった語句が手がかりになります。公式動画かどうかは、掲載元がOlympics.comまたはOlympic Gamesの公式チャンネルであることを確認すると判断しやすくなります。
一方、テレビ局のニュース映像や短い切り抜き動画は、全編映像とは収録範囲が異なります。特定の演出だけを確認したいならハイライト、当日の進行や演目の前後関係まで理解したいなら全編リプレイ、というように目的に応じて使い分けるのがおすすめです。
【評判・世論の反応】開会式は成功だったのか?評価が分かれた理由
東京2020開会式の評価は、一言で「成功」「失敗」と決められるものではありません。ドローンの演出やピクトグラム、ゲーム音楽などを評価する声があった一方、式典全体の統一感やメッセージの伝わりやすさ、スピーチの長さなどを問題視する意見も見られました。
2021年8月に文春オンラインが公表した読者アンケートでは、開会式を「成功だった」とした回答が18.7%、「失敗だった」が56.9%、「どちらともいえない」が24.4%でした。回答者は17歳から93歳までの868人です。これは全国民を無作為に抽出した世論調査ではなく、同媒体のアンケート回答者による評価であるため、日本全体の意見の割合とそのまま同一視することはできません。
それでも、この結果は開会式の評価が厳しかったことを示す一つの材料です。個々の演出に好意的な反応があっても、式典全体としての完成度や、開催に至るまでの運営への不信感が別の評価につながることがあります。
一方、開会式への関心は非常に高いものでした。ビデオリサーチの調査を伝えた当時の日刊スポーツやAFP通信によると、NHK総合で放送された開会式の世帯平均視聴率は関東地区で56.4%。1964年東京大会の61.2%に次ぐ高い数字となりました。
視聴率が高かったことと、内容への満足度が高かったことは同じではありません。大会の開催自体をめぐる議論が続いていたからこそ、実際にどのような式典になるのかを見届けたいという関心も高まったと考えられます。
評価が分かれた背景は、大きく次の3点に整理できます。
- 演出の部分的な魅力:ドローン、ピクトグラム、ゲーム音楽など、記憶に残る場面があった。
- 式典全体の一貫性:演目の意味やつながりが分かりにくいと感じる視聴者もいた。
- 開催を取り巻く社会状況:感染拡大への不安や、制作体制をめぐる問題が、式典を見る際の評価にも影響した。
また、開会式はテレビ中継を通して見られることを強く意識した演出でもありました。観客の歓声や会場の熱気を前提にできない状況では、画面越しに伝わる映像の力が重要になります。ドローンやピクトグラムが印象に残った一方、会場全体の高揚感を共有しにくかったことも、通常の大会との違いでした。
開会式の評判を読み解く際は、SNSの反応や一つのアンケートだけで世論全体を判断しないことも大切です。視聴率は関心の高さ、アンケートは回答者の評価、SNS分析は投稿内容の傾向をそれぞれ示すものであり、測定しているものが異なります。

【1964年東京大会との比較】2つの開会式は何が違ったのか
東京2020開会式を理解するうえでは、1964年10月10日に開催された東京オリンピックの開会式との比較も欠かせません。同じ東京で開かれた大会でも、当時の日本が世界に示そうとしたものと、2021年の大会が背負っていた課題は大きく異なりました。
JOCの大会史によると、1964年大会はアジアで初めて開催された夏季オリンピックでした。国立競技場の前身に当たる会場で式典が行われ、広島に原爆が投下された1945年8月6日に生まれた坂井義則氏が聖火を点火したことでも知られています。戦後復興を進めてきた日本の姿を国際社会に示す、歴史的な意味を持つ大会でした。
戦後復興と国際社会への復帰を印象づけた大会。坂井義則氏の聖火点火は、平和への願いと日本の歴史を象徴する場面となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大と延期を経て開催。大坂なおみ選手の聖火点火やテクノロジーを使った演出を通じ、困難の中で大会を実施する姿を世界に伝えました。
2大会の違いを整理すると、開催時代の課題が演出や運営の形に表れていることが分かります。
- 開催の背景:1964年は戦後復興と国際社会への復帰、2021年は世界的な感染症への対応が大きな文脈となった。
- 会場の雰囲気:2021年は一般観客が入らず、観客の歓声に支えられない式典となった。
- 象徴的な演出:1964年は坂井義則氏の聖火点火、2021年は大坂なおみ選手の聖火点火が記憶に残る場面となった。
- 世界に伝えたメッセージ:1964年は戦後日本の再出発、2021年はパンデミック下での連帯と大会開催の意味が強く意識された。
ただし、1964年大会を成功、2021年大会を失敗と単純に比較することはできません。国際情勢や社会の課題、開催条件が違うためです。むしろ、東京という都市が約半世紀以上の間隔を置いてオリンピックを開催し、その時代ごとの日本の姿を世界に示した点に、両大会を比較する意義があります。
【プロの結論】東京五輪開会式の実態を正しく理解する3つの視点
東京オリンピック開会式を振り返るとき、最も大切なのは、演出の評価と大会運営の評価を切り分けることです。ドローンやピクトグラムなどの個別の演出は、映像としての魅力を評価できます。一方、制作体制、感染対策、開催をめぐる社会的な議論は、別の基準で検証する必要があります。
第一に、映像の印象だけで式典全体を評価しないことです。ハイライト動画は印象的な場面を効率よく確認できますが、式典の進行やスピーチ、演目間のつながりは全編を見なければ把握しにくい部分があります。評価の根拠を明確にしたい場合は、ハイライトと全編リプレイを使い分けるのが適切です。
第二に、数字が示す意味を混同しないことです。視聴率56.4%は多くの人が中継を見たことを示しますが、開会式を高く評価した人が56.4%いたという意味ではありません。アンケートの成功・失敗の割合も、調査対象や回答方法を踏まえて読む必要があります。
第三に、2021年の制約を踏まえたうえで、演出の成果と課題を考えることです。観客を入れられない環境では、映像で伝わる表現が重要になります。その点で、ドローンやピクトグラムは記憶に残る成果でした。一方、個々の演出が魅力的でも、式典全体のメッセージが視聴者に十分伝わるとは限りません。制約があったことと、制作上の課題があったことは、両方を見ていく必要があります。
東京2020開会式は、演出だけでなく、延期、感染対策、組織運営、世論の反応まで含めて評価される出来事でした。歴史的な大会を検証する際には、印象に残った場面だけでなく、その場面が生まれた社会的な背景まで押さえることで、当時の状況をより立体的に理解できます。
【東京オリンピック開会式2021】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京オリンピックの開会式はいつ、何時から行われましたか?
A1:2021年7月23日(金)の午後8時から行われました。当初は2020年の開催予定でしたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて1年延期されました。
Q2:開会式の会場はどこで、何時間続きましたか?
A2:東京都新宿区の国立競技場(オリンピックスタジアム)で開催されました。式典は約3時間半と紹介されることが多い一方、公式の全編リプレイは配信版によって約4時間の収録尺になっています。
Q3:東京オリンピック開会式の全編動画は2026年現在も見られますか?
A3:Olympics.comの東京2020リプレイや、Olympic Gamesの公式YouTubeチャンネルで全編映像を探せます。公開状況や地域制限が変更される場合があるため、公式の配信元を確認してください。
Q4:開会式で特に話題になった演出は何ですか?
A4:ドローンが夜空に地球を描く演出、ピクトグラムのパフォーマンス、日本のゲーム音楽を使った選手入場、大坂なおみ選手による聖火点火などが注目されました。
Q5:東京オリンピック開会式の評判は良かったのでしょうか?
A5:評価は分かれました。個別の演出を評価する声があった一方、式典全体の一貫性やメッセージの伝わりやすさ、制作体制に批判もありました。文春オンラインの読者アンケートでは「失敗だった」が56.9%でしたが、回答者868人による調査であり、国民全体を代表する世論調査ではありません。
まとめ:東京2020開会式は動画と歴史的背景を合わせて振り返る
東京オリンピック開会式は、2021年7月23日20時から国立競技場で開催されました。1年延期と新型コロナウイルス対策による規模縮小という異例の条件下で、ドローン、ピクトグラム、ゲーム音楽、大坂なおみ選手の聖火点火など、多くの印象的な場面が生まれました。
一方、演出の評価は一様ではなく、視聴者の関心の高さと式典への満足度も別の問題です。1964年大会が戦後復興を象徴したのに対し、2021年大会は感染症という世界的な危機の中で開催された大会として記録されました。
2026年に改めて開会式を振り返るなら、短時間で要点を確認できる公式ハイライトと、演出の流れまで追える全編リプレイを目的に応じて選ぶのがおすすめです。映像そのものだけでなく、延期の経緯や無観客開催の背景、当時の評価を合わせて確認することで、東京2020開会式が持つ歴史的な意味と、演出面で残された課題の両方が見えてきます。 (出典: 東京オリンピック 開会式 2021(Yahoo!ニュース))