ワクチン3回目の副反応は2回目より重い?発熱のピークと対処法を2026年最新情報で徹底解説
新型コロナワクチンの3回目接種後は、発熱や頭痛、倦怠感などの副反応がどの程度出るのでしょうか。2回目より症状が重くなるのか、熱はいつから上がり、何日続くのか、仕事や日常生活にどのような影響があるのかは、接種を検討する人にとって気になる問題です。
2026年10月現在、3回目接種に関する過去の調査結果に加え、流行株に対応した新しいワクチンの安全性情報も公表されています。村山医療センターが2022年1月21日に公表した職員調査では、3回目の副反応が2回目よりつらかったと答えた人が41%いた一方、楽だったと答えた人も27%いました。こうした結果からも、副反応の強さには個人差があることが分かります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:3回目の副反応は2回目と同程度の場合もあれば、強く出る場合もあり、接種回数だけでは予測できません。
- 要点2:発熱は接種後1〜2日以内に起こることが多く、一般的な副反応は数日以内に軽快します。
- 要点3:水分補給や休養、適切な解熱鎮痛剤の使用が基本です。ただし、息苦しさや胸の痛みなどがある場合は速やかな受診が必要です。
【3回目の副反応は2回目より重い?調査結果から分かった実態】
新型コロナワクチンの3回目接種では、2回目より副反応が強くなる人もいれば、反対に軽く感じる人もいます。「3回目だから必ず重くなる」「2回目がつらかった人は3回目も必ずつらい」といった一律の判断はできません。
比較するうえで参考になるのが、国立病院機構・村山医療センターが2022年1月21日に公表した「3回目のワクチン接種後の副反応について」です。同センターでは、先行接種を受けた職員を対象に、ファイザー社製のコミナティ筋注による3回目接種後の副反応を2回目と比較しました。
同調査では、副反応の発現頻度は2回目と3回目でおおむね近い傾向でした。ただし、注射部位の痛みや腫れは3回目のほうがやや多く、頭痛、全身倦怠感、注射部位の痛み・腫れについては、症状の程度が重い人の割合も高い傾向が示されました。
さらに、3回目の接種を2回目よりつらいと感じた人は41%、楽だったと感じた人は27%でした。調査では約7割の職員が解熱鎮痛剤を服用しています。
ただし、これは特定の医療機関における職員調査であり、日本全国の接種者全体にそのまま当てはまる割合ではありません。対象となったワクチンや調査時期も、2026年に使用される製剤とは異なります。
重要なのは、2回目の副反応が強かったからといって、3回目も同じ程度になるとは限らないことです。過去の経験は準備の参考になりますが、症状の強さを確実に予測する材料にはなりません。

【発熱はいつからいつまで?副反応のピークと経過を解説】
3回目接種後の発熱は、一般に接種後1〜2日以内に起こることが多く、頭痛や倦怠感、筋肉痛、悪寒などを伴う場合があります。接種当日は大きな変化がなくても、翌朝から熱が上がるケースもあります。
厚生労働省の新型コロナワクチンQ&Aでは、接種後の発熱や痛みは、通常、数日以内に軽快すると説明されています。ただし、発熱が最も強くなる時刻や日数は個人差があり、全員に共通する厳密なピークが決まっているわけではありません。
一般的な経過を把握するには、接種直後から数日間の体調変化を確認することが役立ちます。
- 接種当日:注射した腕の痛みや違和感が現れることがあります。全身症状がすぐに出る人もいれば、ほとんど変化がない人もいます。
- 接種翌日〜2日目:発熱、頭痛、倦怠感、寒気、筋肉痛などが現れやすい時期です。日常生活に支障が出る場合は無理をせず休みましょう。
- 接種後3日目以降:一般的な副反応は徐々に軽快することが多い時期です。症状が改善しない、悪化する、いったん改善した後に再び発熱するといった場合は、医療機関に相談してください。
発熱のピークを迎えた後、熱が下がれば頭痛や倦怠感も軽くなることがありますが、すべての症状が同時に消えるとは限りません。腕の痛みだけが残るなど、症状ごとに回復のタイミングが異なる場合もあります。
また、接種後の発熱をすべてワクチンの副反応と決めつけないことも大切です。咳、喉の痛み、鼻水などの呼吸器症状がある場合は、新型コロナウイルス感染症やほかの感染症も考えられます。
【頭痛・倦怠感・リンパ節の腫れなど主な副反応を比較】
新型コロナワクチン3回目の副反応には、接種部位に生じる局所症状と、全身に現れる症状があります。代表的なものは、注射した腕の痛み、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛、悪寒などです。ワクチンの種類によっては、下痢やリンパ節の腫れなども報告されています。
主な症状と経過の目安を整理すると、次のとおりです。発現時期や持続期間は、製剤や個人の状態によって異なります。
| 症状 | 現れやすい時期・持続期間 | 対処のポイント |
|---|---|---|
| 発熱・悪寒 | 接種後1〜2日以内に起こることが多く、通常は数日以内に軽快 | 水分補給、休養、必要に応じた解熱鎮痛剤の使用 |
| 頭痛・倦怠感 | 接種翌日などに現れ、数日以内に改善することが多い | 十分に休み、強い症状や長引く症状は医療機関に相談 |
| 接種部位の痛み・腫れ | 接種当日から現れることがあり、製剤の情報では痛みが約2日続く例も報告 | 清潔な冷たいタオルなどで冷やし、無理のない範囲で腕を動かす |
| 筋肉痛・関節痛 | 接種後1〜2日以内に現れることがある | 無理な運動を避け、休養を取る |
| 脇の下のリンパ節の腫れ・痛み | 接種した側の脇の下に現れることがあり、持続期間には個人差がある | 腫れが強い、悪化する、長引く場合は医療機関に相談 |
| 下痢などの消化器症状 | 接種後に起こる場合があるが、原因は副反応とは限らない | 水分を補給し、長引く場合や脱水が疑われる場合は受診 |
脇の下のリンパ節の腫れは、見落としたくない症状の一つです。ワクチン接種後には、免疫反応に伴って接種側の脇の下に痛みや腫れが生じることがあります。村山医療センターの職員調査でも、接種後1〜4日目ごろまで脇の下の痛みがあったという回答が紹介されています。ただし、これは同調査の回答例であり、すべての人に共通する持続期間ではありません。
リンパ節の腫れがあるからといって、直ちに重大な異常を意味するわけではありません。一方、腫れが大きくなる、強い痛みがある、長期間改善しない場合には、ワクチン以外の原因も含めて医師に確認してもらいましょう。
また、接種後の下痢についても注意が必要です。軽い症状で短期間に改善する場合もありますが、下痢が続くと脱水につながります。強い腹痛、血便、繰り返す嘔吐などを伴う場合は、単なる副反応と考えず受診してください。

【解熱鎮痛剤は飲んでいい?副反応を和らげる対処法】
発熱や頭痛、筋肉痛などがつらい場合、市販の解熱鎮痛剤を使用することは選択肢の一つです。厚生労働省は、アセトアミノフェンや、イブプロフェン、ロキソプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬を例に挙げ、接種後の発熱や痛みに対する使用について説明しています。
ただし、どの薬でも誰もが自由に使用できるわけではありません。持病がある人、ほかの薬を服用している人、妊娠中・授乳中の人、高齢者、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下などのある人は、事前に医師や薬剤師へ相談してください。製品ごとの対象年齢、用法・用量、禁忌も確認が必要です。
副反応を防ごうとして、症状が出る前から解熱鎮痛剤を繰り返し服用することは、厚生労働省では現時点で推奨していません。服用する場合は、症状や健康状態に応じて適切に判断しましょう。
薬以外では、次のような対処が役立ちます。
- 水分をこまめに取る:発熱や発汗、下痢がある場合は脱水を防ぐことが大切です。
- 接種当日と翌日は予定を詰め込まない:症状が出た場合に休めるよう、可能なら仕事や家事の負担を調整しておきましょう。
- 腕を適度に動かす:痛みが強くならない範囲で動かし、清潔な冷たいタオルなどで冷やす方法もあります。
- 体温と症状を記録する:いつ発熱したか、最高体温、服用した薬、症状の変化を記録すると、受診時にも役立ちます。
接種後に症状がないからといって、ワクチンの効果が得られていないと判断する必要もありません。副反応の有無や強さだけで、免疫がどの程度ついたかを判断することはできません。
【副反応が出たときの受診目安|放置してはいけない症状】
一般的な副反応は数日以内に軽快することが多いものの、すべての症状を自宅で様子見してよいわけではありません。症状の種類や強さ、時間とともに改善しているかどうかを確認する必要があります。
次の症状がある場合は、速やかに医療機関へ相談・受診してください。
- 高熱が続く、強い頭痛がある、症状が日ごとに悪化している。
- 接種部位の赤み、腫れ、痛みが時間とともに強くなっている。
- 下痢や嘔吐が続き、水分を十分に取れない、尿が極端に少ないなど脱水が疑われる。
- リンパ節の腫れや痛みが強い、長引く、またはほかの症状を伴う。
- いったん改善した発熱が再び現れ、咳や喉の痛みなども伴う。
特に注意したいのが、アナフィラキシーと心筋炎・心膜炎です。頻度は高くありませんが、見逃さないことが重要です。
息苦しさ、喉や顔の腫れ、全身のじんましん、意識が遠のくなどの症状が急に現れた場合は、重いアレルギー反応の可能性があります。呼吸困難や意識障害など、命に関わる症状がある場合は、ためらわず119番で救急車を要請してください。
また、ファイザー社製やモデルナ社製などのmRNAワクチンでは、まれに心筋炎や心膜炎が報告されています。接種後に胸の痛み、動悸、息切れ、呼吸困難などが現れた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。厚生労働省は、接種後4日程度の間に胸の痛みや息切れなどがみられた場合の受診を呼びかけています。
受診する際は、接種日、ワクチンの種類、症状が始まった時刻、体温の推移、服用した薬を伝えると診療の参考になります。接種後に生じた症状であっても、必ずしもワクチンが原因とは限らないため、必要に応じて感染症など別の原因も調べてもらいましょう。

【2026年最新情報】3回目接種の過去データと現在のワクチンはどう違う?
2026年10月現在、新型コロナワクチンの接種環境は、初期の接種が進められていた2021〜2022年当時とは異なります。現在は流行株に合わせてワクチンの抗原組成が更新されており、当時の「3回目」という回数だけで、現在の製剤の副反応を直接予測することはできません。
日本感染症学会、日本呼吸器学会、日本ワクチン学会が2026年9月1日に公表した2026年度の定期接種に関する見解では、同年度の定期接種で使用されるワクチンとして5種類の製剤が示されています。XFGやNB.1.8.1など、流行するオミクロン株の系統に対応した製剤が供給されると説明されています。
同見解の概要では、2025年秋に使用されたLP.8.1対応のファイザー社製ワクチンについて、38℃以上の発熱が3.8%、倦怠感が30.2%、頭痛が18.9%、筋肉痛が11.3%と報告されています。これらは特定の製剤・時期に関する数値であり、2026年度に使用されるすべての製剤に共通する副反応率ではありません。
この違いを理解するうえで大切なのは、過去の3回目接種の調査と、現在のワクチンの安全性情報を分けて読むことです。2022年の村山医療センターの調査は、当時のコミナティ筋注を3回目に接種した職員の経験を比較する資料として有用です。一方、2026年の接種を考える場合は、接種予定の製剤の最新の添付文書や厚生労働省の情報も確認する必要があります。
厚生労働省は、医療機関などから副反応が疑われる事例を収集し、専門家による評価を継続しています。副反応疑いとして報告されたこと自体は、ワクチンとの因果関係が確定したことを意味しません。報告された症状について、時間的な経過や医学的な情報などを踏まえて評価する仕組みになっています。
また、2026年度の接種を検討する際は、過去の接種回数だけではなく、年齢、基礎疾患、重症化リスク、接種する製剤、医師からの説明を踏まえて判断することが重要です。接種の対象や費用、実施時期については、自治体の最新の案内も確認してください。
【ワクチン接種3回目の副反応】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ワクチン3回目の副反応は2回目よりひどくなりますか?
A1:必ずしもひどくなるわけではありません。村山医療センターの2022年の職員調査では、3回目のほうがつらかったと答えた人は41%、楽だったと答えた人は27%でした。副反応の程度には個人差があり、過去の症状だけで次の接種後の経過を確実に予測することはできません。
Q2:3回目接種後の発熱は何日続き、いつがピークですか?
A2:発熱は接種後1〜2日以内に起こることが多く、一般的には数日以内に軽快します。接種翌日から2日目ごろに症状が強くなることがありますが、ピークの時期には個人差があります。高熱が続く場合や、症状が悪化する場合は医療機関に相談してください。
Q3:接種後に解熱鎮痛剤を飲んでも大丈夫ですか?
A3:発熱や痛みがある場合、市販の解熱鎮痛剤を使用することは選択肢の一つです。ただし、持病や服用中の薬、妊娠・授乳などによって適した薬が異なります。使用前に添付文書を確認し、判断に迷う場合は医師や薬剤師に相談してください。症状が出る前から予防目的で繰り返し服用することは、厚生労働省では現時点で推奨していません。
まとめ:3回目の副反応は個人差を踏まえ、症状の経過で判断する
新型コロナワクチンの3回目接種後には、発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、関節痛、接種部位の痛みなどが現れることがあります。2回目より強く出る人もいれば、軽く済む人もおり、接種回数だけで症状の重さを決めつけることはできません。
発熱は接種後1〜2日以内に起こることが多く、一般的な副反応は数日以内に軽快します。水分補給、休養、適切な解熱鎮痛剤の使用などを基本に、体温や症状の変化を確認しましょう。脇の下のリンパ節の腫れや下痢についても、程度と持続期間に注意し、悪化した場合や長引く場合には医療機関へ相談してください。
2026年は流行株に対応した新しいワクチンが使用されているため、2022年当時の3回目接種の調査結果をそのまま現在の製剤に当てはめることはできません。厚生労働省や医療機関が公表する最新情報を確認し、接種するワクチンと自身の健康状態に応じて判断することが大切です。
そして、息苦しさや胸の痛み、意識障害などの症状がある場合は、通常の副反応と考えて様子見せず、速やかに医療機関を受診してください。症状の強さだけでなく、発症時期、持続期間、悪化の有無を見極めることが、接種後の体調管理につながります。 (出典: ワクチン接種 3回目 副反応(Yahoo!ニュース))